こんにちは、Qちゃんです
実は、このブログで一番読んで頂いているのが、100均タナゴ竿に関する記事です
自分もそうだったのですが、釣り竿を作ろうと思った時に困るのが、道具と素材だと思います。
素材ですが、ハイキングなどで竿にしたいと思う竹を見つけても、
竹を切るのに適さない時期であったり、
竹を切ることができたとしても、乾燥するまで2~3年待たねばなりません
また、道具は特殊な物も多く、買うためには非常に大きな予算が必要です
もし気軽に作れたら、それも100均で揃うもので作れたらなぁ。
…と思う気持ちはよくわかります
自分がそうでしたので
そこで、上記の『100均素材で…』の試みだったのですが、
2つの決定的な弱点が見つかりました
弱点1、道ばたに生えているネザサ(関西)、アズマネザサ(関東)などでは、竿としては弱すぎる
弱点2、仕舞えなくては並継ぎ竿の味が出にくい
…その弱点を解消しながら、『ありあわせの道具で、簡単な竿でいいから自分で作ってみたい』
という願望を満たせるように、キットを考えています。
そして、その試作品、(仮)『100均ヤスリだけで作るタナゴ竿キット』ができました~ ↓↓
右の袋に火を入れて切りそろえて絹糸を巻いてある高野竹が入っています。
中身はこんな感じです。リリアンも付けてあります。穂先が手元に収まり、3本仕舞になります
なかなか家庭では節を抜きにくいので、あらかじめ節を抜いてあります
あとはカシュー、ウレタン、水性うるし(ウレタン)等の塗料と、紙やすりがあれば作れます
これは糸を巻く前の段階の画像です ↓ ↓ 自分で糸から巻きたい、という方には、この…
(仮)『糸から巻いて、100均ヤスリで継いで、塗って仕上げるタナゴ竿キット』もできます。
100均(ダイソー)のヤスリに合わせるので、全体的に太め(いわゆる棒調子)になっていますが…
これはまだコミを削ってないですが、あらかじめ継いでおいて、(仮)『あとは塗るだけ、タナゴ竿キット』も提供できます
仕舞寸法18㎝(全長2尺程度)ですが、もし長すぎるという方には、仕舞15㎝(全長約50㎝)にもできなくはないです
…が、やはり100均ヤスリに合わせて穂持ちが太いので、短くなればなるほど『東京タワー』のようにキツいテーパーになります
あとは、継ぎ合わせた後に多かれ少なかれ曲がりが出ますので、右上のような簡易矯め木(ためぎ)もつけることができます
曲がりを直す火は、ガスコンロ(カセットコンロ)で大丈夫です
あっ、このキット(計3種類↓↓)はまだ試作品、たたき台です
上から下へと順に、自作の工程が少なくなり、手軽になります
① (仮)『糸から巻いて、100均ヤスリで継いで、塗って仕上げるタナゴ竿キット』
② (仮)『100均ヤスリだけで作るタナゴ竿キット』
③ (仮)『あとは塗るだけ、タナゴ竿キット』
試作品ですので、まだまだ仕様は変わるかもしれません。
ちょっと自分でも竿まで完成させてみて、その後またいろいろ改善しようと思います
はたして需要はあるのでしょうか…
ちょっとした自作の竹竿で試し、『釣り味、いいね』と思った方で、
予算を割ける方が、職人さんの竿の購入を考えてくれるなら、
竹竿の普及、竹竿文化の存続につながるのではないかなぁ…
…と、淡い夢を描いています
今日もありがとうございました
さようなら